「天体物語」

夜に輝く月と星。大きな月を中心にたくさんの星たちがいつも話をしている。暗い夜の世界で月と星たちは楽しく話してる。みんな夜に眠るからそのことに気づかないだけ。
でも、月も星も恥ずかしがり屋さんだから、ぼくらが目覚める時間になると隠れてしまう。だから、お話をしている姿はぼくらには見せてくれない。

昼の空に輝く太陽。いつも真っ赤なのは、月と星たちが夜に仲良く話しているのを知ってるから。だから、顔を真っ赤にして怒っている。
太陽はいつも一人だから。

でも、ぼくらが昼間に外で遊べるのは太陽が明るく照らしてくれてるから。太陽は寂しがり屋さんだから、太陽は優しいから、ぼくらを照らしてくれてるのかもしれない。
そう思ったら、さっきまで怒ってたように見えた太陽が笑ってるように見えてきた。
ぼくは今日も太陽と一緒に遊んでる。楽しく遊んでる。




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