「涙のあとに」

 あとがき

少し前のことになりますが、絵本展のお話をいただきました。
そのときは他人事のようにその話を聞いていたわけですが、いつか絵本を書いてみたいという想いはそのとき芽生え、そして、大きくなっていきました。

実は4年ほど前に一度、絵本というものを手がけようとしたことがありました。
しかしながら、当時相談した絵本作家さんに、自らの作品の概要を見せたときの反応に、絵本や童話の深さを痛感してしまいました。
それ以来、封印していた童話への想い。ただ、なぜか今回は童話が書ける自信がありました。

…といいつつも題材さえもまったく決まっていない状態でした。
そんなある日のこと。

小学生の頃、「カメに負けたウサギのその後」というようなタイトルの劇をしたことを思い出しました。
文字通り、「ウサギとカメ」のウサギのその後のお話だったわけですが、劇をしたという事実は思い出せても、残念ながら内容までは思い出せませんでした。

(思い出せないのなら、自分で書いちゃえばいい)
そのときでした。全ての点がつながったのは…。

物語の中で出てきたウサギはミスや過ちをしてしまった子供を表しているのかもしれません。
そんな子供が最も頼りにするのは母親など近くにいる存在なのではないでしょうか。
今作では、そんな一組の親子の姿を子供の成長日記風に書いたものだったのかもしれません。
などといいつつも「伝えたかったことは何?」という問いには自分でも恐らく答えられないのかもしれません。
友情、教育、成長、絆などを少しずつかいつまんで、あまり深く考えずに書いたものですから(笑)
解釈は読んだみなさんにおまかせします。だからこそ、みなさんの声が聞いてみたいのです。
今回の「涙のあとに…」はいかがでしたでしょうか?ご意見ご感想をお聞かせ願えればと思います。




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