関西で販売されている「月刊フリーマーケット天国」あ〜てぃすと三昧のコーナーに掲載されました。ご覧ください。


あ〜てぃすと三昧
「想いを伝える」ということはもちろん、その人だけのオリジナルということで、瞬時にその人の長所を見極め、短時間で表現するように心がけています。


伊本翔一朗
癒詩家
2000年より東海地区を中心に様々な場所で即興詩(インスピレーション詩)を書き下ろすパフォーマンスを行う。これ迄に約1万人の人に即興詩を書く。昨年、心理カウンセラーの基礎認定を取得。心のケアも行いながら言葉を伝える。

 ある本を読んで「言葉の力」に感動し「自分の想いをまとめよう」と詩を書き始めました。当初は、今のスタイルではなく長編を書いて詩のコンテストなどに応募していました。しかし「詩の評価を直接知りたい、書いたものを誰かのために残したい、誰かに伝えたい」という思いが芽生え、以前書いていた長編のものから一部抜粋したものを筆で書き、路上やフリマ、アートイベントなどで展示販売を始めました。作品を並べていると、じっくり作品を見て涙ぐむ人や、通りすがりに「当たり前だよ」「へたくそ」と言い捨てる人など様々な反響があり、毎日の活動が勉強の日々でした。そんなある日、目の前に座った少女の「私ってどんな人に見えますか?」という一言から全てが変わったように思えます。何か迷ってるように見えたのでそれを伝えた途端、涙を流しながらその少女のあふれ出る悩みを聞いて、初めて即興で詩を書きました。その少女の自然な「ありがとう」が嬉しくて、それからは「あなただけの詩を3分で書きます」という即興詩パフォーマンスが活動の中心になりました。
 文字がうまいわけでもないですし、たくさんの詩を読んだわけでもないですから、この活動について悩んだこともありました。イメージで書くので(書き下ろした)作品を渡す瞬間は「特徴をとらえているかどうか」という不安でいっぱいです。でも、読んだあとのお客さんの素直な笑顔や自然な涙、「感動しました」「書いてもらってよかった」「見ただけで何でそこまでわかるの?」といった感想も多く、そんな心の動きが嬉しくてこの活動を続けているのかもしれません。「想いを伝える」ということはもちろん、その人だけのオリジナルということで瞬時にその人の長所を見極め、短時間で表現するように心がけています。落ち込むようなことを書いても誰も喜びません。良い部分を延ばして前向きに歩めるように表現し、それを毎日見てもらえればこちらとしても最高の喜びになります。お客さんがいてできる活動ですから、たくさんの人とのつながりや出逢いも大切にしています。その人の心に残るオリジナルの作品ができたとき、ヒューマンネットワークは広がっていくものだと思います。今後もこんなつながりが強力な協力になるように励んでいきたいと思います。とにか
く作品や存在を広めるため、もっといろいろな場所でたくさんの人に書いていきたいです。また、コラムなどの連載や即興詩パフォーマンスの場を提供して頂ければと淡い期待を持っています。




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